旧線附近のチョット変わった鉄道構造物

チョット変わった鉄道構造物とは

 旧線散策をしていると構内や線路脇に現代の物とは思われない物がたたずんでいたり、周りの景色に溶け込んでいたりします、その多くは開業当時の明治時代や大正時代から残っている鉄道構造物で、何気に通っていると気が付かないような物を中心に紹介してゆきたいと思います。

1、ランプ小屋(危険物倉庫)  明治時代や大正時代には電気が発達しておらず、駅の照明や

                     客車の照明はオイルランプに頼っていました、そのオイルランプや

                     オイルランプの燃料を保管するために作られた強固な建物が

                     「ランプ小屋」と呼ばれる建物です。

                       引火性の強い燃料を保存するために、火災や風雨に耐えれる

                     ように建物の材質はレンガや石積みで作られました。

 

2、跨線橋               大正時代に入ると対面式のホームを持つ駅では線路を

                     横断する通路では事故につながるために、線路を跨ぐ乗客の

                     ための橋を作り始めました、初期の跨線橋は鉄道省や鉄道院の

                     称号入りで立派な作りだったようで、現在も一部の駅に面影を

                     とどめていたり、モニュメントとして展示されたりしています。

                      その後、多くの駅で取り入れられ廃レールを使った弧線橋が

                     多く作られました。

 

3、これは何?           線路脇を歩いていたり、構内を散策しているとこれは何?

                     と言う物が有ったりします、それは敷地の境界を示す境界柱で

                     あったり、タブレット交換に使ったタブレット受けであったり、

                     今の鉄道では必要がない物や、昔からそこに残っているような

                     物を紹介します。

 

 

 

4、機関庫や車庫          明治や大正時代から残っているレンガ作りの機関庫や車庫、

                     木造の機関庫や車庫を見つけたら紹介してゆきたいと思います。      

 

5、給炭台や給水塔        明治や大正、昭和初期時代の蒸気機関車全盛期に構内に

                     設置された蒸気機関のための構造物を紹介してゆきます。

                      石炭を積み込むための給炭台や蒸気機関車に水を送り込む

                     ための給水塔、昔のままの形で残っている物を探します。

 

6、線路脇の木造構造物     明治や大正、昭和初期時代から残っている、線路脇や機関区、

                     操車場に残っている木造の構造物を取り上げています。      

 

7、構造物ってなんだろう     構造物にはトンネルや鉄橋、橋脚、橋台、給炭台、給水塔、

                     機関庫、車庫等レンガ造りや石積み、木造、鉄骨造りがあり、

                     構造物を説明するに当たり、各部位の名称や解説が無いと

                     話が判り難いと思います、また、構造物には作り方により

                     積み方の名称や、材料に特殊な名称が付いていたりします。

                       そこで、私が調べた範囲での名称や説明を解説しています。