旧東海道本線の廃棄トンネル

旧東海道本線で廃棄されたトンネル

 用宗駅~焼津駅間の旧石部隧道です。

 この石部隧道はインターネットや書籍などで大きく取り上げられていますが、その後も侵食が続きかろうじて残っていた上り線の坑門の一部も完全に崩れ落ちていました。(2009.11.15撮影)

 

 上り線の坑門は残っていますが、レンガ造りの翼壁は下り線の坑門と同じく眼下の浜辺に落ちてしまっています。(2009.11.15撮影)

 

 眼下の浜辺には崩れ落ちた上り線の坑門や翼壁、トンネルの一部と下り線の翼壁や土留壁の残骸が折り重なるように散らばっています。(2009.11.15撮影)

 

 大崩海岸沿いに旧磯浜トンネルの方を見ても手前には崩れた護岸の残骸が残っていますが、遠くの方は判らなくなっています。(2009.11.15撮影)

 今回は夕方に訪問したのと、海の干満を調べないで訪れたために、海岸線に下りて護岸の残骸探しと旧磯浜隧道の跡地探しは改めて訪問する事にしまして、トンネル内に入ってみることにしました。

 上り線のトンネルは50mほど進むと埋められています。(2009.11.15撮影)

 

 下り線の内部は過去には住居者がいたそうで廃材の山の中通路が出来ていました、残念ながら訪問時には住居者がいるかもしれないと思い、トンネル内部に入ることはしませんでしたが、入り口から見る限り100m以上続いているように思われます。(2009.11.15撮影)