工廠専用線

工廠専用線とは

 戦時中、工廠とか造兵廠と言う軍隊直属の軍需工場で、武器や弾薬をはじめとする軍需品の開発・製造・修理・貯蔵・支給するための施設で各地に存在しました。

 立地条件としては他国からの攻撃を出来るだけ避けられる安全な場所に設けられ、これに伴い工廠や造幣廠で作られた製品や材料を輸送するために、専用の鉄道が引かれたり、官営鉄道に連絡する支線が引かれたりしました、なかには主な鉄道駅から兵学校を結ぶ演習線だったり、廠隊本部と大隊を結ぶ演習線であったり、鉄道部隊の敷設演習で出来た演習線だったりします。。

 戦後、工廠専用線は廃止され道路になったり、農地になったり、荒地のまま現存していたり、私鉄会社に払い下げられ現在は私鉄の一部として運用されていたり、と現状はさまざまですが、その、現状を確認してゆこうと思います。

陸軍工廠専用線

1、(仮称)成田線(三里塚~八街)       2、下志津線(都賀~下志津)

3、習志野線(千葉~津田沼)          4、陸軍鉄道連隊演習線(松戸~津田沼)

5、高蔵寺工廠専用線