阪鶴鉄道株式会社

阪鶴鉄道株式会社とは

 明治28年(1895年)に商都大阪と軍港を擁し日本海側の主要都市である舞鶴を結ぶ鉄道として軌間1067mmの鉄道として設立されました。

 明治30年(1897年)に尼崎駅~池田駅間で営業していた摂津鉄道を合併し、同年12月宝塚駅まで延伸開業し、明治32年(1899年)1月に三田駅まで延伸開業、同年3月に篠山駅まで延伸開業、同年5月に柏原駅まで延伸開業、同年7月に福知山南口駅まで延伸開業しました。

 阪鶴鉄道は大阪と舞鶴を結ぶ鉄道として計画されましたが、京都鉄道に京都~舞鶴間の認可が下りたために福知山~舞鶴間の鉄道敷設は出来ませんでした。

 明治37年(1904年)に福知山駅まで延伸開業し、福知山駅で官設の線路に乗り入れを始め、尼崎~大阪間も官鉄線と平行しているために認可が下りなかったので、塚口から官鉄線の神崎駅まで連絡線を設け、神崎駅で官鉄の線路に乗り入れ大阪~舞鶴間の直通運転を可能にしました。

 明治40年(1907年)8月に鉄道国有法により国有化され、会社は解散、大阪~池田間の鉄道敷設免許は箕面有馬電気軌道株式会社(後の京阪神急行電鉄、現・阪急電鉄)に継承されました。

1、池田駅~宝塚駅間          2、宝塚駅~武田尾駅間

3、武田尾駅~三田駅間         4、三田駅~藍本駅間

5、藍本駅~篠山駅間          6、篠山駅~谷川駅間

7、谷川駅~黒井駅間          8、黒井駅~福知山駅間